夏目漱石
1906年 · 約87,751字
親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
無鉄砲な江戸っ子が、四国の中学校へ数学教師として赴任します。赤シャツ、野だいこ、山嵐、うらなり。勝手にあだ名をつけた同僚たちとの衝突が、一人称でまくし立てられていきます。
最初から最後まで「坊ちゃん」の声で語られる作品なので、読み上げとの相性がとてもよいです。書き言葉で読むと勢いに押される箇所が、声になるとかえっておかしみに変わります。あだ名で呼ばれる面々が吹き出しで並ぶのも、この作品らしい眺めだと思います。
出典: 青空文庫。著作権の保護期間が満了した作品です。